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人が、現場を支えている

VOL.06 緊急時海水取水設備 防水構造の建物に海水を取り入れるポンプを造りました。VOL.06 緊急時海水取水設備 防水構造の建物に海水を取り入れるポンプを造りました。 CM動画を見る

発電所の設備からは、常に熱を取り除き続ける必要があります。

例えば、クルマを安全に運転するため、ラジエーターでエンジンを冷やし続けるように。原子力発電所を健全な状態に維持するためには、発電設備から熱を取り除き続けることが必要です。原子力発電所では、燃料から発生する熱を利用して水を蒸気にし、その蒸気でタービンを回し電気をつくっています。さらに原子炉を停止した後も、燃料は熱を一定期間発生し続けるため、ポンプなどの設備を運転し、原子炉へ注水するとともに、発生した熱を外部に逃がし続けることが求められます。外部から海水を取り入れて設備を冷やす機能は、安全上とても重要な存在です。

緊急時の対策強化のために海水を取り入れるポンプを、防水構造の建物に造りました。

浜岡原子力発電所では、従来から発電設備を常に冷やし続けるため、地下の取水路を通じて海と繋がっている取水槽から、屋外の海水取水ポンプを使って冷却用の海水を取り入れています。しかし、福島第一原子力発電所の事故では津波の影響で屋外の海水取水ポンプなどが損傷し、原子炉を冷やす機能を失ってしまいました。そこで浜岡原子力発電所では、仮に津波が防波壁を越えて敷地内に浸入し、屋外の海水取水ポンプが機能を失った場合に備え、緊急時海水取水設備を造りました。この設備は、強化扉と水密扉を備えた防水構造の建物に、屋外の海水取水ポンプと同様の機能を持つポンプを2台設置しています。また、防水構造の建物の下に海水を貯めた地下水槽を設け、引き津波により海水面が下がった場合でも十分な海水を確保することが可能。緊急時に熱を取り除き続けるための重要な設備となっています。

緊急時海水取水設備、
緊急時海水取水ポンプ、
内側水密扉、
外側強化扉、
建設中の地下水槽内の様子

対策を積み重ねることで発電所の安全性を高めています。

浜岡原子力発電所ではさまざまな設備の強化をおこないましたが、それだけで安全性を確保したとは思っていません。いざというときに設備が機能を発揮するためには、適切な設備点検をおこなう必要があります。現在は、設置を終えた機器の目視や定期的な動作確認を実施しているほか、必要に応じて超音波探傷をはじめとする非破壊検査などもおこなっています。設備が所定の機能を発揮するための点検を確実におこない、設備の信頼性確保に努めています。これからも、ひとつひとつの対策を積み重ねて、発電所の安全性を高めていく。その姿勢を追求しながら、今日も現場に向き合っています。

冷やす機能を確保する対策についてはこちら

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