基本的な耐震設計

浜岡原子力発電所は、原子炉建屋を「ピラミッドのような安定した構造」とし、「岩盤に直接設置」して、地震の揺れに強い剛構造としています。

地震の揺れに強い剛構造説明図

基本的な耐震設計

「基礎の面積を広く、厚く」「厚い壁を多く、規則正しく配置」「重心を下げる」など、地震の揺れに対し強い構造にしています。

岩盤に直接設置

地面を20m程度掘り下げて、固い岩盤に直接設置しています。一般的に、固い岩盤での揺れは、表層地盤に比べ、2分の1から3分の1程度になるといわれています。

比較的小さな揺れでも自動停止

原子炉建屋地下2階にある地震計が120ガルを感知すると、原子炉は自動的に停止します。2009年8月11日の駿河湾の地震の際にも、運転中であった4号機、5号機は安全に自動停止しました。(3号機は定期検査のため停止中)

自主的に耐震性を強化

浜岡原子力発電所は、想定東海地震の震源域に位置することを踏まえ、建設当初から余裕を持たせた耐震設計としています。
さらに2005年には、中央防災会議による想定東海地震の地震動も考慮したうえで、岩盤上で約1,000ガルという揺れの強さを当社独自に設定。
これに対し耐震性を確実に保てるよう、建屋内の配管などへのサポート改造工事や排気筒の周囲を支持鉄塔で囲む工事などを2008年までに実施しました。また、東海・東南海・南海地震の3連動地震に対し耐震性が確保されていることを確認しています。

(注)1号機、2号機については、工事を実施し運転を再開することは経済性に乏しいと判断されることから、2009年1月30日をもって運転を終了しました。

当社が考慮している地震(地図) 工事の例

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