中部電力|人が、現場を支えている。 - 浜岡原子力発電所の今、これから

HOME>人が、現場を支えている。>二重の扉で浸水に備えています。

人が、現場を支えている

VOL.02 強化扉・水密扉 二重の扉で浸水に備えています。VOL.02 強化扉・水密扉 二重の扉で浸水に備えています。 CM動画を見る

津波の浸水を防ぐために生まれたのが二重の扉です。

仮に津波が防波壁を越えて敷地に浸入した場合でも、建屋内への浸水を防ぐための対策を考えました。津波から建屋内の重要な設備を守るためには、津波などの強い衝撃や高い水圧に耐えられる強さが必要不可欠でした。外側には津波などの強い衝撃に備えた「強化扉」、内側には浸水があった場合を想定した高い水圧にも備える「水密扉」を設置しました。それぞれに役割を持たせた2つの扉を設置することで、防水性能を高めました。強化扉が大きな衝撃を受け止め、そこから浸水したとしても水密扉で備える構造です。

今まで作ったことのないような扉、設計から試行錯誤の連続でした。

福島第一原子力発電所の事故では、津波により建屋内が浸水し、非常用ディーゼル発電機など重要な設備が機能喪失し、原子炉を冷やす機能が喪失したと考えられています。福島第一の事故を教訓にして、対策のひとつとして建屋内への浸水防止をおこなうこととしました。特に、大型の設備を建屋内に搬入するために設けられた大物搬入口は、海側に面するため、建屋内への浸水を防ぐ対策が急務でした。しかし、機能面や運用面を考えるにあたり、これまでの知見はそのまま使えず、参考事例もすぐには探し出せない状態。どうすれば建屋内への浸水を防ぐことができるのか、浸水を防ぐためにはどんな性能を目指したらいいのか、手探り状態の中、設計や建築に携わる多くの人が何度も試行錯誤を繰り返しました。その結果、生まれたのは今まで設計したことのないような、耐衝撃性と耐圧性を備える扉でした。

2つの扉には技術の粋が集結。

強化扉は津波の波力にも耐えられるような強い構造でありながら、電源不要で、速やかに手動で閉めることが可能な扉をめざして設計。厚さ約1m、重さ約40tと頑丈な扉を設置。重さもありますが、大人2名であれば、およそ2分で閉めることができることを確認しており、津波警報がでた後でも速やかに対応できます。水密扉は、気密性と堅牢性を要する金庫の扉の製作技術を活かして設計。計算上での確認に留まらず、実物大の水密扉を製作し、浸水した状態を想定し、実際に水が漏れないかを試験し、水密性能を確認しています。

大切な設備を守る。その決意と責任を胸に。

大切な設備を守る。その決意と責任を胸に。

建屋内に津波を浸入させないための扉は完成しました。しかし、これで全てをやり遂げたとは思っていません。確実に運用できることが大事だと思っています。万が一の際、扉の性能が100%発揮できるよう、強化扉はスムーズに閉めることが可能か、水密扉は水密性が保たれているかを、定期的に点検しています。いつ起こるか予期できない自然現象から、発電所の大切な設備を守る扉を作り、運用を任された責任を胸に、これからも安全性向上のための業務に真摯に取り組んでいきます。

新しいウィンドウを開きます強化扉・水密扉に関してはこちら

このページの先頭へ戻る