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放射線のはなし

PART2

日常生活と放射線

私たちは日常的に放射線を受けています。

自然放射線と人工放射線

自然放射線

地球上に暮らす私たちは太古の昔から放射線を受けてきました。太陽光のように目には見えませんが、地球には絶えず宇宙から放射線が降り注いでいます。また、ウランやカリウムなどの放射性物質を含む大地からも、放射線が放たれています。こうした自然界に存在する放射線=自然放射線から人が受ける線量は、世界平均で一人あたり年間約2.4ミリシーベルト。ただし、放射性物質を多く含む岩石や土壌があるなど、条件の違いにより地域によって自然放射線量は異なります。

人工放射線

人工放射線は、身近なところでは医療に利用されており、医療の進歩した日本では、世界平均より多い人工放射線を受けています。

自然放射線と人工放射線は、放射線の種類や性質に変わりなく、シーベルトで表された数値が同じであれば、人体への影響は変わりありません。

自然および人工放射線源から受ける年間線量の割合(単位:ミリシーベルト)

出典:電気事業連合会「原子力・エネルギー図面集2014」他より作成

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自然および人工放射線源から受ける年間線量の割合

放射線を受ける量の比較(単位:ミリシーベルト)

出典:電気事業連合会「原子力2012(コンセンサス)」他より作成

放射線を受ける量の比較

※1 外部線量は皮膚などから受ける量
※2 内部線量は放射性物質を体内に取り入れて中から受ける量
※3 ブラジル南部、大西洋岸のリゾート地。大地からの放射線が最も多い地域の一つ。住民の方の健康への影響は確認されていません。

食事によって体内にも摂取しています

平常時でも、多くの食品にもともと放射性物質が含まれているため、私たち人間の身体の中にも常に放射性物質が存在しています。放射性物質は時間と共に減っていく性質を持つ上に、排せつによって体外に出されるため、身体の中にたまり続けることはありませんが、常に身体の中にあります。 たとえばカリウムは筋肉や神経の機能を正常に保つなど人間に欠かせない成分ですが、そのなかにもカリウム40という放射性物質が含まれています。

体内の放射性物質の量(単位:ベクレル)(体重60kgの日本人の場合)

出典:電気事業連合会「原子力・エネルギー図面集2012」他より作成

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カリウム40は4,000 
炭素14は2,300 ルビジウム87は500 鉛210・ポロニウム210は20
食物中のカリウム40の放射能量(日本)(単位:ベクレル/kg) 干しこんぶ2,000 干ししいたけ700 ポテトチップ400 生わかめ200 ほうれん草200 魚100 牛肉100 食パン50 牛乳30 米30 ビール10

放射線はさまざまなところで利用されています

人工放射線は、医療用以外にも工業や農業など、幅広い分野で利用されています。

放射線の利用例

出典:中部原子力懇談会「たんけん!はっけん!ほうしゃせん」より作成

放射線を当てて
物質の厚さなどを測る

紙や鉄の工場で
製品の厚さを測定

透過作用

物質を
通り抜ける性質

高温のものや
作動中のものも
ふれずに測定が可能

製品の強化

ラジアルタイヤ、
テレビの配線

電離作用

物質の分子の
形を変えたり、
微生物や
雑菌などを
殺したりする性質

加熱や薬品を
加えることなく
素材開発や
製品加工、
滅菌などが可能

植物の品種改良

稲(倒れにくくする)
花(きれいな色にする)

殺菌、滅菌

注射器、ラーメンの
容器、食品

見えないところを
写真に撮って検査する

健康診断のX線写真、
鉄製品などの
内部の傷検査

写真作用

写真フィルム
などを
感光する性質

見えないところが
どうなっているか
分かる

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